スリーピングドール「ジェフリー・ディーヴァー」

少しずつ、少しずつ、ジェフリー・ディーヴァーさんの本を読み進めています。「リンカーン・ライムシリーズ」は、まだ途中ですが、ウォッチメイカーに登場した人物「キャサリン・ダンス」が魅力的なので…、人物の魅力というよりもリンカーンと証拠物件集めてばかりいたので(?!)、人間を見る方向へ気持ちがいっちゃいました。

キャサリンの初登場は、リンカーン・ライムシリーズの「ウォッチメイカー」なので、出版順で読んでいくならば…

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ウォッチメイカー「リンカーン・ライムシリーズ」
スリーピング・ドール「キャサリン・ダンスシリーズ」
ソウル・コレクター「リンカーン・ライムシリーズ」
ロードサイド・クロス「キャサリン・ダンスシリーズ」
バーニング・ワイヤー「リンカーン・ライムシリーズ」
シャドウ・ストーカー「キャサリン・ダンスシリーズ」
ゴースト・スナイパー「リンカーン・ライムシリーズ」

うーん。既に私も順序を間違って読んでいます。でも、多少の前後は大丈夫でしょう。リンカーンの体の状況が少し違ったりアメリアとの関係が変化していく様子も追いたいところではありますが、それよりも1冊、1冊、違う世界違うテーマを提示してくれるジェフリーさんであることは間違いありません。今回は、「カルト」がテーマですね。

主人公キャサリンは、キネシクス分析の天才として登場します。キネシクスとは、人を見て、行動、しぐさ、身振りそこから伝わってくるものを読み解く事らしいのですが、キャサリンはそれがお得意です。
犯罪者とも、家族とも、同僚とも、いつだって相手から何かが伝わってくる。そんな彼女の苦悩も描かれつつ、もちろんジェフリーさんらしい、どんでん返しも。

カルトというものは何なのか、どうやって人をあやつるのか、興味深く読むことができます。教祖的な犯罪者とうそ発見器と言われるキャサリンの対決はおもしろいです。

それにしても、ジェフリーさん自身もキネシクスを学んでるんでしょうね。これシリーズだもんね。
1冊書き始める前に、ジェフリーさんは何かを徹底的に学ぶのでしょうね。
先日はソウル・コレクター(リンカーン・ライムシリーズ)を読み終えましたが、こちらは、個人情報がどれだけ重要なものか、恐い位に理解できました。1950年生まれ、60代半ばですか。まだまだがんばっていっぱい書いて欲しいです。

スリーピングドールではカルトについて書かれていましが、マンソンという人物が出てきます。ネットでちょっとマンソンについて調べただけで、この事件とスリーピング・ドールが深くかかわりがあることがわかります。
でも、恐すぎてしっかり読む気になれない~~。

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