彌太郎さんの話「山田太一」

いやぁ、わからない。
彌太郎さんの話。
本当にそのまま。
彌太郎さんは、主人公のたいちゃんにどんどんと自分の半生を語り出す。
それにしても文章がうまいというのは、こういうのでしょうか。頭の中に場面が自然に見える感じです。もちろんそれはもともと私の中に有ったものと結びついてしまうので、読む人によって違うでしょうけど、何か絵が見えるのではないかと思います。彌太郎さんがわぁわぁとしゃべっているところが。
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夏期限定トロピカルパフェ事件 「米澤穂信」

夏期限定トロピカルパフェ事件は、春期限定いちごタルト事件を読んだから、読んだわけです。
すごい事件や恐い事件とかでてきません。たいくつな位に平凡に過ごしているように思えます。
小さな謎は、おばちゃん興味ないなぁ、と飛ばし読みしたくなる位です。
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肩こりがビタミンで軽減したのでもっと探してみる。

肩こり、腰の痛み、目の疲れといえば一般にアリナミンと言われるビタミンB1主薬製剤です。アリナミンが残念ながら私には合わないようで、シオノギ製薬さんのベリックスA プラスっていうのを愛用しています。ところが、ところが、昨年から「ベリックスA プラス」を近くの薬局で徐々に見かけなくなり、「ベリックス・ネオ」が置いてあるようになりました。そこから、私のビタミン剤探しが始まります。
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球形の季節「恩田陸」

不思議な世界へひっぱって行くのがすごく上手な恩田さん。
そしていつも、物語の最後に「えっ?そこで終わり?」と思ってしまう。
恩田さんのファンは、最後のオチというか、締めというか、そこのもの足りなさに腹をたてつつ(?)も、そこはわかっていても、その不思議な世界に入りたい、といったところでしょうか。それくらい魅力的な世界へ引き込まれます。
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ガール 「奥田英朗」

2006年出版ですね。
ライブドア事件で堀江さん等が逮捕されて大騒ぎしていた年です。
ガールと呼ぶには微妙な30代女性が主人公として描かれています。
短編が5つ入っていて、そのどれもが30代女性。ガールと呼ばれなくなったんじゃないのぉ?という女性が主人公ってわけです。

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鴨川ホルモー 「万城目学」

鴨川ホルモーとの出会いは映画でした。テレビで何気に見てしまった後で万城目学さんの事を知ったわけです。「まきめまなぶ」さんっと。私にはあんまりなじみがない名字。「まんじょうめ」かと思った。

その後、鴨川ホルモー以外の万城目学さんの本をほぼ全て読み終えて、映画見ちゃったけどやっぱり読もうと思って読んでみました。

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最後の息子「吉田修一」

「悪人」や「横道世之介」で有名らしい吉田修一さん。「悪人」は読みました。世之介は、おもしろそうなので、まだ読まずにとってあります。なんのためにとってあるのかわからないけど。もう、今でしょ!な時も過ぎてるようだし、とっておこう!

最後の息子の中には、短編が3つ入っています。

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