ラッシュライフ「伊坂幸太郎」

lash、lush、rash、rush、ラッシュにはいろんな違う意味が込められているようです。私にとってはラッシュライフは、rush(急ぐ!忙しい!読むのが!)となる本です♪読んでいる間に誰も話しかけないで欲しいです。どこも見逃せない?読み逃せないです。

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登場人物が多めですが、とてもキャラがたっているので、誰だったっけ?ということにはなりません。ただ、場面もコロコロと変わっていくので、そのキャラがどういう状態だったのか忘れたりしながらw、読み進める事に。
コロコロでバラバラな場面もやがてひとつの物語に。安心して読み進めてください。

なぜか伊坂ファンは泥棒に好意的で、今回の黒澤君もいい味出しており、というかここでいい味だったので、他の伊坂本にもいろんな形で登場してきます。
ギャングだったり泥棒だったり殺し屋だったり、悪の人たちを愛せるように書ける伊坂さんの本はおもしろい。。
伊坂さんの本が苦手な友人は、その軽さにうんざりすると言ってましたけどね。

伊坂さんの作品は、出版順に読まれる事をおすすめします。
進むにつれ、伊坂さんの味が、会話の妙が、会話のズレがw、すっとぼけた味がうんと楽しめます。ラッシュライフでは、他にもずれているものがありますが、それは秘密。読んでみてください。

そして、作品を読み終えると「エッシャー」について検索しちゃうこと間違いなし。

以下は、登場人物。うーん。誰か忘れてる気がする。

  • 泥棒の黒岩。黒岩の同僚?と同僚の元で働く後輩。(親分とタダシだった?)
  • 老夫婦の強盗。
  • 失業者の豊田と豊田がであう犬。
  • 佐々岡は黒岩の友達であるが、画廊の戸田のもとで働いていた。
  • 戸田の女になろうかと思われる画家。
  • 教祖様風の高橋。
  • 教祖の元には、塚本と河原崎(絵がうまい)、そして、河原崎の回想に出てくる河原崎の父。
  • サッカー選手の青山とその愛人京子。青山の妻。
  • 京子のところでカウンセリングをうける伊藤(fromオーデュボンの祈り)
  • 駅前に立っている白人女性
  • 行方不明の人とそれを探すチラシ配りの人

豊田が連れていたワンコは、他の本にどこかで出ていますか?いい味出してました。

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