まほろ駅前多田便利軒「三浦しをん」

三浦しをん さんの本がおもしろくどんどん読めてしまうので、まほろシリーズを3冊読みました。
「まほろ」とは架空の市の名前、まほろ市に暮らす便利屋さんとその友人(?)達のお話。東京都町田市がモデルらしいです。まほろ市については、ウィキペディアの説明がためになりました。まほろ駅前シリーズ読む順番にご紹介

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便利屋と聞いただけでおもしろそうでたまらないのでありますが、思ったよりもホームドラマのような暖かさ。これはドラマになるは、映画になるは、マンガになるはとにぎわうのも納得。

松田龍平だし、瑛太だし、そして町田市で映画のロケはあったらしいので、町田に行ったことなくても知った気分になれるかも。映画も見なくちゃ!
でも、その前に本を3冊。

男同士の微妙な関係がかっこいいので、女性読者はすぐにファンになるに違いないです。便利屋さんの多田君と多田君ちに転がり込んできた行天君。2人は暗い過去を背負っていますが、なんとか生きております。超陽気に生きているのではなく、たんたんと過ごそうと。大きな希望を胸に抱くことなく、たんたんと。そんな2人が少しずつ前進していく様子をながめてください。

おもしろい設定と楽しい会話と、暗い重い題材が混ざりながら、個性豊かな人物達と、まほろ市内をいったりきたり、バス停に座ったりしているうちに、引き込まれます。全ての登場人物が愛らしく描かれているので、きっと読んでいてもっと先が知りたくなり、もっと深く彼らを知りたくなります。私の場合は、めずらしく登場人物の応援をしている自分に気づきました。行天ガンバレ、なんてね。
時々出てくるクサイセリフは、見なかった事にして、星5つつけちゃった。

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
まほろ駅前番外地 (文春文庫)
まほろ駅前狂騒曲

是非、この順番で読んでください。

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