「東京バンドワゴン」小路幸也

2015年も4月には、東京バンドワゴンの続きが発刊されます。ヒア・カムズ・ザ・サン。
東京バンドワゴンはシリーズなので、順番を守って、順序良く読んでくださいね~。2冊目からはビートルズがらみのタイトルがつけられております。小路さん、ロッケンロールな方のようですね。

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東京バンドワゴン、順番にね~

●東京バンドワゴン
●シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン
●スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン
●マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン
●オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン
●オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン
●レディ・マドンナ 東京バンドワゴン
●フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン
●オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン

小路幸也さんの本は、東京バンドワゴンシリーズではない本も、ほとんど読みましたが、どちらかというと、きちんと説明をしてくれる本が多いです。謎があっても、謎をほっときません。きちんと回収して、心の内を説明してくれます。私はそうしてくれたほうが好きで、あとは読む人が勝ってに想像してなんていうのはモヤモヤしてしまうほうでありますし、ましてや謎を残したまま終わってしまう本なぞ、キーッとなってしまい…

話を戻しましょう。
時間ですよ、寺内貫太郎一家、ムー一族なんてテレビ番組に覚えがある方は、それです。そういう話です。と断言したい。
あったか、はちゃめちゃ、ほろりあり、笑いありの家族のお話です。登場人物も多いですが、個性があって、増えていく登場人物も苦になりません。

小路さんの本はたくさん読むと、言い回しが似ている事があり、気になってしまうのですが、このシリーズではそれがありません。
それどころか、水戸黄門スタイルとでも説明すればよいのか、決まったパターンが心地よいのです。

亡くなったおばあちゃんが語る形式ですが、この女性である事、お年寄りである事が小路さんの他の本と違う雰囲気と違う語彙を使う理由なのだと思われますが、すっかりはまり込んでしまいます。

シリーズが終わってしまいませんように、花陽ちゃんが、ふじしまんと結婚できますように、すずかちゃんとかんなちゃんが、そろそろ本に興味を持ちますように、勘一とサチがいつか会えますように。希望はいっぱいありますが、たったひとつ疑問があります。藍子はなぜ教授を好きになったのでしょうね?どうもそこの深いところがわからないです。

まずは、最初の「東京バンドワゴン」を読んでみてください。おすすめです!

ドラマ化された時は、亀梨君が主人公でした。自分の思い描く役者さんで想像しながら読むのが楽しいです。ドラマには吉永小百合さんが出演しませんでしたが、百合枝さんだもんね。ほぼ完ぺきにみんなの脳内変換は、吉永さんだと思われます。小路幸也さんの頭の中も間違いなく吉永さんだよね。研人君の研は、ジュリーの沢田研二さんの研かなぁ。ドラマも続くとよかったんだけど、ないかなぁ。

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