横道世之介 「吉田修一」

世之介さんが、大学生となり長崎から出てまいります。そこからお話が始まります。

「能天気」な、「屈託ない」という表現がぴったりな。アホな大学生ぶりが、少しずつ大人になっていきます。
さみしく大人になるんじゃないよ。成長でもないよ。いや、なんだろ。
積み重なる感じ。いいものが。

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そうそう、こんなゆっくりな感じだった。積み重なりは。今でも本当の私達の日常は、この位ゆっくりだと思います。
小説のように劇的な何かですごい成長が訪れ、酸いも甘いもわかるさぁ、な感じではなく。
(そういうのも好きだけど)

久しぶりにラストを気にせずに、どうなるのかと気にせずに読めました。世之介さんと一緒に大学生活を楽しめた気がしてうれしいです。

悪人と横道世之介のギャップはどこで埋めたら…?オホホ。

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