「ロング・グッドバイ」「長いお別れ」 レイモンド・チャンドラー

いちどは読んでみたいと思っていた一冊です。
原作は、1953年に刊行とされています。私が読んだのは村上春樹さんが訳したもの。とてもおもしろかったです。長いお別れは、ハードボイルド小説の原点のように言われているそうです。

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ハードボイルドのイメージといえば、ドンパチやって殴りなぐられ、女性をくどき、たばこや葉巻を吸い、酒を飲むやつというイメージです。
私がもっていたそんなイメージはまるはずれではないものの、この本の中ではもっとスマートでかっこよかったです。
かっこいいセリフを女性がどう受け止めるか微妙ではあります。「ギムレットには早すぎる」と、男性がバーで言ったらかなり笑います。私なら。
いや、浅野忠信さんだったら。。。いいか。会えないか。言ってもらえないか。

そういうわけで、NHKで浅野さん主役のドラマ「ロング・グッドバイ」は、絶対再放送するべきだと思うわけです。

本のほうはというと、入りこみやすいので、50年以上の時を感じません。途中で携帯電話がないことに気づくこともないままでした。
中古で素敵なお値段になっているのもうれしいです。

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